「おわら風の盆」の始まりは江戸時代の元禄ごろに遡ると言われていますが、現在の踊りは昭和4年に日本舞踊の若柳吉三郎が振り付けたもので、日本舞踊らしい優美な所作が随所に見られます。
歌と演奏は地方衆の皆さん。哀切感を帯びた胡弓の音色が独特の雰囲気を醸し出します。
歌っている中村さんは、平成12年の「郷土民謡民舞全国大会」で総合優勝・内閣総理大臣賞、翌年の「全国民謡フェスティバル」でもグランプリ大賞に輝いた越中おわら節の第一人者。素晴らしい歌声で来場者を魅了しました。
踊り方を教えてもらった来場者が踊り手たちと一緒に輪になって踊る機会もあり、踊り手の動きに合わせるのに苦労しながらも、楽しく踊る姿が見られました。