色鮮やかに輝く「光る石」に子どもたちは興味津々。いつの間にか石がお花の形に並べ替えられていたのは、誰のいたずらかな?
静かな庭園から眺める金剛寺の伽藍や、水面に映り込む光景は、まさに金剛寺随一の絶景。極楽浄土を描いた「極楽の間」の壁画もさることながら、庭園自体が極楽浄土を彷彿とさせる無上の空間です。
仏様の教えを身近なテーマや例え話でわかりやすく説く「ほの灯り法話」。お寺で法話を聞くという体験が新鮮に感じる人も多いようで、年々聴衆も増え、法話を楽しみに来場するという方もいるようです。
ほの灯りに包まれた拝殿で古式ゆかしい調べを響かせ、聴衆を雅やかな世界へと誘った念法の楽人たち。オープニングでも道楽(みちがく)とステージ演奏を披露するなど、大活躍の1日でした。
祈願本堂などを自由に参拝できる堂内参拝。3本の大きな霊木の前には、タッチすると音声の解説が聞ける装置が置かれ、いわれに耳を傾けながら、霊木を熱心になでていく人の姿が見られました。
広場の中央を彩るのは、色鮮やかなグラデーションを描いた4本の大行灯と、ゆっくりと回りながら美しい色彩模様を映し出す万華鏡灯籠。あまりのキレイさに、思わず中まで入って全身を色彩模様で染める子どもたちが続出しました。
設置台に置ききれないほどたくさんの願いが灯された「一念祈願あかり奉納」。真剣な表情であかりを置いていたこの子は、どんな願い事を書いたのかな?
ほの灯りと言えば千手観音、と言えるほどの代表的人気演目となった念法青年会の「千手観音ダンス」。幻想的な鈴(りん)の響きに包まれて、12人が息を合わせて表現した千手観音は、まさに天から降りてきた観音様のようでした。
インドネシアの民俗音楽ガムランの中でも、宮廷音楽をルーツとし、ゆったりと流れるような優雅な響きをもつジャワのガムランを、ジャワ合奏団「ビンタンララス」とジャワ舞踊「ウィジャヤクスマ」が披露しました。
昨年に続いての出演となった二胡奏者の尾辻優衣子さん。たった2本の弦で奏でられているとは思えないほど、壮大なスケールを感じさせる演奏で聴衆を魅了していました。
ほの灯りの中で本格的なお点前をいただける野点の席。和服に身を包んだお接待の女性の秋らしい装いも、見どころのひとつです。
風に揺れる色とりどりの灯りや、可愛いきのこの灯りが不思議な世界を見せてくれる「風の丘とおとぎの森」。広場の灯りを一望できる絶好の撮影スポットとしても見逃せない場所です。
来場者が描いたお地蔵さんが行灯になって並んだ「お地蔵さんストリート」。優しく微笑むお地蔵さんを見ていると、描いた人の笑顔が目に浮かんでくるようでした。
たくさんの灯りが無限に並んでいるように見える不思議な灯りや、風に揺らめく紙風船の灯りが幻想的な光景を見せる、「ほの灯り金剛寺」のメインストリート。
堂内へのバリアフリー入口につながる「風あかりの参拝路」。「風あかり行灯」の優しい光が落ち着いた風情を醸し出していました。
重い杵を持ち上げて、ヨイショ! 子どもたちも大奮闘してできあがった、つきたてのお餅が来場者にふるまわれました。
お手本を見ながら一緒に描いても、子どもたちのお地蔵さんは驚くほど自由で個性的。その伸び伸びした心をいつまでも大切にしてくださいね。
色のついた影絵や動く影絵で遊んだり、アニメのDVDを見たり、子どもたちが思う存分楽しんだ「影絵で遊ぼう!」。影絵を3つも独り占めした欲張りさんもいましたよ!
「はい、しっぽが長ーいネズミさんだよ」おねえさんが風船をクルクルひねると、魔法のように動物や剣が生み出され、子どもたちは大喜びしていました。
二胡の生演奏とともに開場した「ほの灯り金剛寺」。これから始まるひとときへの期待が高まります。
来場者を出迎える心からの笑顔も、金剛寺ならではのおもてなしです。