金剛寺のご本尊様に間近に参拝できる「拝殿礼拝堂」。いつもなら浄土庭園の暗がりで輝いている「蛍光花」が、荘厳な雰囲気の中で不思議な光を放っていました。
「地獄に行きたい人、手を挙げて!」と問いかけるなど、地獄と極楽の話題を取り上げた今回の法話。座ったまま手だけでできるジャンケン体操で観客の笑顔を引き出し、「そう。その笑顔が極楽に行く秘訣なんです」と笑顔の大切さを説きました。
ボーカルのZaZaさん、ウッドベースの中村尚美さん、ボタンアコーディオンのかとうかなこさんによるユニット「Macaron(マカロン)」。ムードあふれる大人のサウンドで、会場を心地よく包み込みました。
本場フランス仕込みのシャンソンを披露してくれたZaZaさん。自身の介護体験から生まれた歌「おばあちゃんのポルカ」は、ほの灯りステージでもすっかりおなじみの人気曲になりました。
誰もが耳にしたことがあるチェロ独奏の名曲や、ヒット曲のチェロ向けアレンジなど、優雅な演奏を聴かせてくれた庄司さん。クラシック音楽に詳しくない人でも楽しめる、温かな雰囲気のステージでした。
今回が記念すべき10回目となった、念法青年会による「千手観音ダンス」。雅楽演奏との初のコラボや、観音様への感謝の想いを込めた語りなど、さまざまな趣向で観客を楽しませました。
クライマックスはやはり、すべての人に救いの手を差し伸べる千手観音様の姿を、息の合った踊りで表現するシーン。羽衣をなびかせて踊る天女の優美な姿も印象的でした。
願い事を書いたカップに灯りをともして仏様に献灯する「一念祈願 あかり奉納」。まだ明るいうちから、多くの人が思い思いの願いを書いて仏様にお供えしていました。
たくさんの灯りと、それぞれに込められた願いが並んだ拝殿前の献灯台。どんなにたくさんの願いでも、仏様はきっと叶えてくださることでしょう。
風に揺れる色とりどりの灯りや、文様が美しい大きな行灯が、幻想的な雰囲気を醸し出す「風の丘とおとぎの森」。広場の灯りを一望できる絶景スポットとしても人気の場所です。
宵闇に輝きを増す灯りの中、楽人たちが奏でる雅楽の調べとともに「ほの灯り金剛寺」が幕を開けました。
同志社大学のエンターテイメントサークル「Hocus-Pocus(ホーカスポーカス)」の皆さんによるジャグリングとマジックのショー。7人の出演者が次々に繰り出す華麗な技の数々に、子どもたちから大きな歓声が上がっていました。
信徒が一つひとつ丁寧に、心を込めて作ったおはぎで来場者をおもてなし。テーブルと椅子が置かれたカフェスペースでは、多くの方々がゆっくりとくつろぐ姿が見られました。
つきたてのお餅がふるまわれる「お餅つき」のコーナーは、今年も行列ができるほど大人気。子どもたちは、重い杵を一生懸命持ち上げて、おいしいお餅をつくことの大変さを実感していたようでした。
開場を待つ来場者を心地よい音色で出迎えたのは、ボタンアコーディオン奏者のかとうかなこさん。聴衆の近くまで歩み寄りながらの演奏に、大きな拍手が送られていました。
たくさんの来場者を出迎え、見送った金剛寺の山門。来年もまた、多くの方々と出会い、楽しいひとときをともに過ごせますように。