ほの灯り金剛寺
2025年
開催レポート
概要
立教百年を寿ぐ
ほの灯りの祝祭
令和7年8月24日、「ほの灯り金剛寺2025」を開催しました。
念法眞教立教100年大祭特別行事として、6年ぶりに開催した「ほの灯り金剛寺」。
天候急変により途中から堂内開催となりましたが、多くの方々でにぎわい、無事終了することができました。
ご来場いただいた皆様には、心より御礼申し上げます。
今回の「ほの灯り金剛寺」では、立教100周年を機に生まれ変わった拝殿前広場を、初めて一般公開。揺らめく萬燈の中、大小さまざまな行灯や色とりどりの灯りが、安らかな浄土の世界を描き出しました。
拝殿前に新設された石舞台では、演奏やダンスを披露。「天王寺楽所 雅亮会」の特別公演は、拝殿礼拝堂の内陣に舞台を移し、ご本尊様のおそばで厳かに披露されました。
このたびの再開を機に、来年以降も「ほの灯り金剛寺」を開催してまいります。多くの方々とともに心安らぐひとときを過ごせるよう、一層の精進を重ねてまいります。
見どころ
今回の見どころは、立教100周年を機に全面的に生まれ変わった拝殿前広場。全面石敷きとなった広場は、揺らめくローソクの灯りの海となり、中央には菊の花をかたどった大行灯が鮮やかに浮かび上がりました。
また、色とりどりの小さな灯りが風に揺れる「揺らめく風灯りの小径」や、浄土庭園の散策路、ライトアップされた「極楽の間」も、「ほの灯り金剛寺」ならではの見どころでした。
ステージの見どころは、新設された大きな石舞台。拝殿礼拝堂の中央で彩雲の中に輝くご本尊様のお姿を拝しながら、演奏やダンスを堪能することができました。
「天王寺楽所 雅亮会」の特別公演は、雨のため堂内に会場を移して開催。立教当初からご縁が深い四天王寺に伝わる古式ゆかしい舞楽を、ご本尊様の間近でゆったりと鑑賞できる貴重な機会となりました。
マップ
拝殿礼拝堂
「天王寺楽所 雅亮会」特別公演
国の重要無形民俗文化財「聖霊会の舞楽」で知られる「天王寺楽所 雅亮会」。荘厳な拝殿礼拝堂の内陣を舞台に、「振鉾」「萬歳楽」「蘭陵王」「長慶子」の4つの演目が披露され、多くの来場者を魅了しました。
浄土庭園
光る石の小径
広場のにぎわいを離れて浄土門をくぐると、鮮やかに光る石がお出迎え。光の道しるべとなって、絶景の浄土庭園へといざないます。
極楽の間
浄土庭園の池越しに見える、極楽浄土を描いた「極楽の間」の壁画。池の水面に映る伽藍とともに、絶好のフォトスポットになっています。
石舞台
二胡演奏
3度目の出演となる二胡奏者の尾辻優衣子さん。悠久の大地を思わせる伸びやかな二胡の音色で、しっとりとした演奏を聴かせてくれました。
千手観音ダンス
念法青年会による、おなじみの「千手観音ダンス」。千本の手であらゆる人をお救いくださる観音様のお姿を、息の合ったダンスで見事に表現しました。
拝殿前広場
現證門
新たに建立された現證門を通って、メイン会場の拝殿前広場に入場。荘厳な門のたたずまいに、ほの灯りに包まれるひとときへの期待が高まります。
光の海
全面的に生まれ変わった拝殿前広場。菊の花をイメージした中央の大行灯やさまざまな灯りが、大きな光の海となって広場を埋め尽くしました。
一念祈願 あかり奉納
願い事を書いた灯りを奉納する「一念祈願 あかり奉納」。家族の幸せや世界平和などの願い事がご本尊様に届けられました。
揺らめく風灯りの小径
広場を一望できる小高い丘の小径には、色とりどりの灯りが風に揺れて幻想的な雰囲気を醸し出していました。
こもれびの小径
歩き雅楽
開場とともに歩き雅楽がスタート。念法の楽人たちが奏でる雅楽に導かれ、来場者の方々がゆっくりと拝殿前広場へと向かいました。