屋外での見どころは、拝殿前に設けられた幅9メートルにもなる大行灯。正面と左右の3面に、「ほの灯り金剛寺」の世界がギュッと凝縮された映像が、鮮明に映し出されていました。今回は見られなかった屋外ステージや浄土庭園の映像を、短いながらも迫力あるスクリーンで楽しむことができたことは、幸いだったかもしれません。
ステージでの見どころは、初登場となった大阪フィルハーモニー交響楽団のチェロ奏者・庄司拓さんによるチェロ演奏。当日、大フィルの公演を終えたその足で、服装もそのままに金剛寺に駆けつけた庄司さんの演奏が始まると、客席はしんと静まり返り、超一流のチェロの音色に聞きほれているようでした。